愚葉土

腐った葉っぱは肥料になるけど、愚かな言葉は何にもならぬ

間食

駅で、大きな鞄からまるい何かを取り出してぱくっと食べてる人を見た。なんかすごく良いなと思った。みんなが帰るあの時間に食べてるのだから、きっとしばらく夕飯にありつけない見通しなのだろう。けど仕事で忙しいんじゃなくて、あの大荷物ではきっと旅行か何かに行きがけだったのだろう。旅に出かける道すがら、小腹を満たすのにかぷっと何かを食べたのだ。あれは何だったのだろう。まるくて黄色くておいしそうだったな。おおむね萩の月かな。