変わり種のデジャヴ
はっ
急に小学生の気分が降りてきた。今なんらかの気候条件や体調やその他が15年前の記憶と合致している。
何かって言うといま無性に紙に漫画描きたい。ろくにネームとか切らず自由帳のページを8等分にしてガーっとテンションだけのギャグ漫画描きたい。
子どものころはこういう曇りの日が多かった気がする。たぶん錯覚なんですけどね
スーパー優秀AdAI
今から夕飯食うのも何だな〜〜そうだゼリー食べよってコンビニでみかんゼリー買ってきたら、甘っ"てなってしまった。何も食べたくないときの最終防衛ラインみたいな存在なのに……。
ここんとこ毎日見てるサイトがあるんですが、そこに表示される広告がべらぼうに優秀で困ってます。先月くらいまではTシャツのプロモーションがやたら出てきてました。わたしが夏に着る服ないのを知ってやがる。それはまあシーズンも変わったからいいんだけど、今度は……オシャレな机が出てくるようになった。
机!つくえね〜〜〜!デスク。そう、現役で使ってる作業机は小学校から使ってる学習机なんですよ。で、4脚中4脚が取れかかってるんだ。そりゃ欲しいよ。アイアンウッドなデスク。でも毎日使う家具ほどオンラインじゃなく実際見て買いたいじゃないですか。これも没。ポチらないよ。
それから出てきたのが、でっけーーーー苺大福の広告。な何で?Tシャツと机はいくつかの商品を並べて購買意欲を刺激する広告でしたが、苺大福は顔面一点張りで勝負してきてる。毎日見てる有益な情報の上に、サイドに、いつも苺大福が写り込んでくる……これは、だんだんちょっと…………サブリミナルですね。
そう、言っても最近はゼリーに逃げるまでもなく食欲普通にあるんですよ。大福もやぶさかではない。涼しくなってきましたね。
音楽を語れない
たとえばストーリーのあるものだったら、「この展開がこう繋がるのが好き」とか言うことができる。また絵や文章でも明確に「この部分が良かった」と指し示すことができる。しかるに音楽について感想を言うのはとても難しいよね〜〜って話です。音楽を語るには独特の語彙がいるじゃないですか。なんか、ここでコードがこうなるからカッコいいとか……あまりにも知らなすぎて例示もできないけど……たぶんあれですよね。ロキノンとか、音楽にまつわる雑誌言論を吸収することで音楽を語る型を習得してるんですよね。
できないなりにちょっと、好きな音楽についてお話しようと思います。
東方project、好きですか。
大変申し訳ないけどわたしはやったことがないです。今年に入るまでウィンドウズPCがなかったので。ただ作中BGMだけは10年くらい聴き続けていて、愛着はひとしおあるつもりです。もっともあの作品の楽曲はゲームの展開ありきで作られているので、いくらエアプ勢が語っても重要なところは抜け落ちてしまうんですが……戯言と思って聞いてください。
あまりに劇的で、悲壮で、ロマンチック。とにかくサビが鮮烈すぎる。東方projectはレトロモダンな少女漫画がモチーフ(だと思っている)だけど、ピコピコFM音源でこれほど懐古浪漫的な印象を抱かせるのって凄まじくないですか。そして口ずさんで気持ちいい。東方の曲はみんな、人に歌われるためのメロディである気がします。
この「古き良き」「愛唱したくなる」印象は昭和歌謡に似てるかも?と思ってたら、音楽に詳しい人が解説してくれました。曰く、東方BGMのメロディは民謡の音階から採られているんだそうです。だから日本の童謡とか、ひいてはケルト音楽なんかにも通じる血を引いているらしい。すごく納得する。背景知識を知っておくことも、語るスキルのために必要なんでしょうね。
あとこれは刷り込みである可能性が高いんですけど、この曲の主人公って確実に「うら若い乙女」だと思いませんか?東方だからってのもあるけど……しかし同じ激情的な曲でも、明らかに「戦場で慟哭する兵士」ではなく「夢破れた少女」という印象なんですよね。これがフルートとかハープとか女性的記号っぽい楽器で演奏されていたらまだしも、ピコピコ音源にはそういう意味づけはないと思うんだよな。
メロディが高音階だから女の子が歌ってる感じがするのかな?たとえば同じ旋律をギターベースで弾いたら印象が変わるかもしれない。そもそも音楽に「主人公=人格」があることを前提で考えてしまうのも不思議なことですが、これはさっき言った「歌謡曲っぽい」ことが影響しているんだと思います。
自分で言ってて不思議に思ったけど、なんでフルートやハープを女性っぽいと思うんだ?実際は男性奏者もいるだろうに。と思って調べたら、「楽器とジェンダーステレオタイプ」について研究した論文が出てきました。めちゃくちゃ面白い。実際そういう認識はまかり通ってるようだ。由来は分からんけど……社会的に、上流階級の女性の習い事として定着してきたとかそういう歴史があるのかな。低音楽器・高音楽器の違いも関係してるのかもしれない。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjomer/35/1/35_1/_pdf
自分に全然わからない領域なので、音楽畑の人はみんな魔法使いみたいに思っています。
絵がうまい人は鬼武者だと思ってる。
ガイシャになりたい
出来の悪いSCPに襲われる悪夢を見て、「こんな適当な設定で殺されたくないよお!!」ってうなされてました。なんか、クイズに答えられないとバラバラ死体にされるみたいな、ありがちなやつだったな……。
面白そうな写真スタジオを見つけました。自分に傷痕などの特殊メイクを施して、「凄惨な事件の現場検証写真」風に撮ってくれるサービスです。(赤めのセンシティブ画像が多いのでリンクは貼りません……調べてみてね)
ちょっと惹かれますね!事件性があるモチーフ好きだからね。わりとエログロ耽美系の人に利用されてる印象だけど、相談しだいで色んな作風にしてもらえるみたいだからさあ。もし自分がやるとしたら、凄惨でもちょっと面白い風にして欲しいな。「爆発オチの後」とか。白衣とバキバキの試験管とマッチが散らばってるとかね。
所在地が関西なのと、相〜〜〜当〜〜〜いいお値段がするので、今のところはちょっと想像してみるだけです。人生に夢が増えました(死だが)。
存在しない蒐集家
「収集癖」に対する憧れがすごくあります。ドラえもんでのび太が切手を集める話が好きでした。国語の教科書で蝶の標本をコレクションする話も好き。はじめて「蔵書票」なるものの概念を知ったときに感激しました。本を集めてるだけでカッコいいのに、さらにその本の所有者を示す印を集める人がいるなんて。ロマンすぎる。
今すごくいいと思うのはファイアーキングのマグカップです。可愛いよねあれ。たまたま寄った店に置いてあったアメカジ系雑誌で特集が組まれてて、時代ごとの特徴やプリントのデザインが多様で図鑑みたいな魅力がありました。
そもそもマグカップという存在じたい、モノとして素晴らしい。ギリたくさんあっても困らないサイズ感。それでいて手に持ったとき程よく所有欲を満たす重み。友人の家にはマグカップがめちゃたくさんあって、「必要ではなくマグカップのためにマグカップがある」という感じがものすごくカッコよかった。
ただ困ったことがあって。収集癖に憧れはするけど、わたし自身にはそんなにコレクション欲がないっぽいんですね……。なんか集めてる人はカッコいいと思うけど、じゃあ切手集めてみる?とはならないんだなあ。ゲームの収集要素も放ったらかしがちだし。誰かわたしの代わりに何か集めててくれないかな、見てるんで……。