愚葉土

腐った葉っぱは肥料になるけど、愚かな言葉は何にもならぬ

部屋の文句全部言う

自分の部屋に不満たらたらなのは前から言ってる通りで、ずっと物を捨てています。余分な物を切り捨てたら本当に好きな物だけが残って、良い部屋になると思ったからです。そうなんですが、

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これはむかし海で拾った薬瓶です。思い出としても見栄えのいいインテリアとしても一級品だから当然とってあります。で、今この部屋でこいつの定位置がどこかというと、ここ。

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あんまりじゃない?いや確かに薬瓶もクロちゃんも大事な物なんですけど。以前から言っている「配置してるものすべてに意思がない」というのはこのことです。こういう不調和のひとつひとつが部屋全体を覆い尽くしているのです。あとサイボーグクロちゃん、インテリアとして難易度高すぎ。

そもそも物の数を差っ引いたら充実するというのが間違いなのかもしれない。コンテンツを厳選した結果、本棚の現状がこれです。

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なーーーーーん、これ?ミニマリストってこういう気持ちなのか?違うだろ。あの人たちは、部屋の余白に充足感を見出すことのできる感性の持ち主だろ。そうじゃない、計画性なく部屋の物を減らしたら、ただの空白が増えるだけだ。虚無。虚無なんだよ。

ここまで足掻いてきてふと気づきました。これと同じ違和感、虚無感、どこかで感じたことある。「どうぶつの森」です。あれの部屋でも、なんとかコンセプチュアルなコーディネートがしたくて、何にも上手くいかなくて、すごく嫌になって投げ出してしまった。

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↑タンスやエスプレッソマシンなど少しずつ集めて生活感を出そうとしたが、たまたま手に入れたレアな「駅のホームの床」を敷いたら全てがどうでもよくなってしまった部屋。

つまりあれかよ。わたしはそもそも、部屋を作るということが根本的にヘタクソなのかよ?

何度だって言うが、よく遊びに行く友人の部屋は本当に良い。松本大洋と、美少女ドールと、中国旧正月の飾りが所狭しと飾られていて、それでもすべてが調和している。何が好きなのかよく分かる。その中に、保湿クリームなど、生活の必要がシームレスに混ざり込んでいることも本当にいい。彼女はわたしが陰で部屋を褒めそやしていることを知らないが、まあ倫理的にいいでしょう。そういえば友人はどうぶつの森もめちゃくちゃセンスが良い。くそっ!!

部屋が虚無めいているのは本当に悩みで、バサバサ処分した物の中には今さら口惜しい物もある。しかしまあ……ほんとは早く引っ越したいので、荷物は最小限にまとめておきます。