愚葉土

腐った葉っぱは肥料になるけど、愚かな言葉は何にもならぬ

かわいそう談議

表紙進まないからガイドブックのヘンリー直筆メモ見てたら本当にしんどくなってしまった 感情が……重い…… あんなに透明な主人公なのに生きていたんだよ彼は〜〜〜〜この呪詛ぜんぶ本に込めるからな? いいか? ていうかガイドブックはスタジオの思い出のひとつひとつが詰まってるからほんと、つらいね……

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絶対まとまらね〜と思ってたんだけど、試しにサミーさん置いたらなんか楽しげになった。いいか。本当は静かにねっとり話す彼が好きなんだけど、わたしの本のサミーローレンスはだいたいキレ続けてるのでこんな感じになりました。ごめん。次はちゃんと狂信者させるね。

 

違う話をします。

「かわいそうな目に遭ってるのが見たい、でもつらすぎるのはヤダ」という謎の自分のラインについて考えた。

ダメなやつは何か。まず、いじめ。昔っからだめだ。これがあるから学園ものコンテンツは大抵摂取できない。たとえその後にある救いのためのトンネルだったとしてもだ。それから社会人系、パワハラネタ。会社が舞台のドラマもおおむね見られない。それと虐待。もってのほかだ。

大丈夫なのはどうだ。嘔吐。喀血。シリアルキラー。このラインはいったい何だ?

こういう話をしていたら、さるお方から劇的最適解を頂いた。「いやな人間が出てくるのがダメなんじゃないですか?」そ、それだーーーーーーー!!!!!!!

ただ待てよ、というのは「殺人鬼はいやな人間じゃねえのかよ」ということなんですね。ここで考えておきたいのは「人殺しは人間ではないのではないか」ということです。……そんなこと書くとアムネスティとかに叱られそうですね。つまり言いたいのは「社会的秩序に組み込まれた人間」ではない、って意味です。コミュニティの一員ではないんです。そこから外れてしまった者。だからシリアルキラーに襲われるのは、(少なくともわたしにとっては、それもフィクションのなかにおいては)クマやトラに襲われたり天災に巻き込まれたりするのと同じなのです。エイリアンや心霊といってもいい。

対していじめやパワハラの相手はどうか。明らかに「人間」です。学校や職場、同じ共同体に属している者です。それがつらい。どんな仕打ちを受けても、相手と帳尻を合わせて同じグループに所属し続けなくてはならない。訳わからんモンスターに襲われて「災難だったね」というようには消化しきれないイヤさがあるんです。だから無理だ。味わえない。いやな人間が出てくるシチュエーションは、味わえない。

……いや、ここまで考えてはみたけど、フィクションでギャグまでいっちゃってるレベルの「ヤバい企業」は好きなんだよな。それこそJoey Drew Studioとか。ハルトマンワークスカンパニーとか。Light Matterも最近気になってます。さすがに自分に関係なさすぎるからいいのかな。やっぱり分かんないですね。

というか他人をかわいそうな目に遭わせる話ばかりしてますけど、同じくらい幸せになってほしいと思ってますからね! うまいもん食べてほしいし! なんなら悲惨な目に遭うのは自分でもいい。「かわいそうさ」が観測できればいいので。陰気な話ばかりしたからみんなピザ食って寝ろ!!